ごえんかあさん

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子宮外妊娠(間質部)なのにストレスによる不正出血と診断された!?ヤブ医者による誤診、経過とその後【後編】

こんにちは、ごえんかあさん(@goenkaasan)です。
前回、子宮外妊娠なのにストレスによる不正出血と診断したA産婦人科、子宮外妊娠なのに初期の妊娠と診察し子宮収縮抑制剤を処方したK院長のことを書きました。(本当にこんな医師がいるなんて信じられないですよね!?)
今回は、いよいよ間質部子宮外妊娠と診断されます!
間質部子宮外妊娠の経過と治療、その後を書くので、ぜひ参考にしてください。

精神的にも辛く、家族との接し方も大変でどう接してほしかったなども書いているので、ご家族の方も読んでいってもらえると嬉しいです(^o^)


◾️hcgの結果

前回、血液検査でのhcg値が408という結果がでたところまでお伝えしました。
S先生は超音波検査をして

    • 前回あった黒いモヤモヤがなくなっている
    • 初期流産だとすると値が下がっているので自然に流れる可能性がある(しかし、その割には下りが悪い)
    • 筋腫のようなものはある
    • 子宮外妊娠?
    • もう一度、血液検査をしてhcg値の値で判断する

と言われました。

 

◾️中央病院へ紹介

結果を待つことしかできず不安な日々を過ごしましたが、1週間を待たずに私の携帯にS先生から

「hcg値が500に上がっているので、中央病院に紹介します。


と連絡がありました。
hcg値が408→500に上がるということは、子宮外で赤ちゃんの細胞が育っていることになるので、早く対応しないと危険な状態らしいのです。
翌日、中央病院を受診し、採血をすると(中央病院は2時間くらいで結果が出る)hcg値が700に上がっていました。
中央病院の先生はクールな女医さんでしたが、きちんと私の話を聞いてくれます。

S先生からの紹介状をみて、超音波検査(K産婦人科よりも性能のよい器械)で検査してくれ、その場で

間質部の子宮外妊娠』です。

と診断されました。

◾️間質部子宮外妊娠の治療

治療としては、手術と抗がん剤治療がありますが、先生は

      • 抗がん剤治療で赤ちゃんの細胞が小さくなり、そのまま消滅することができれば身体への負担が少なく完治できる
      • 抗がん剤治療でも小さくならなければ、手術

と説明してくれました。
私もその治療法に納得し、抗がん剤治療をすることに決めました。

その場で先生の方から夫に電話し、病状や抗がん剤治療の副作用などについて説明し、同意書にサインをもらう承諾を得てくれました。

 


抗がん剤治療の開始》

抗がん剤治療と聞いてとても不安でしたが、髪の毛が抜けたり、嘔吐などの副作用はありません。

お尻に注射(筋肉注射)するために週1回通院するだけです。

待ち時間がなければ、2分もあれば終わります。(診察台でお尻を出して、打ってもらうだけなので)

注射部位に痛みを感じたりする方もいるそうですが、私は痛みなど他の症状も全くありませんでした。
抗がん剤はメソトレキセートとロイコボリンを1週間ごとに1ヶ月間うちました。

 

《悩む先生》

抗がん剤治療を開始して、半月後

超音波検査で確認すると、赤ちゃんの細胞がほんの少し小さくなっているようでした。

先生は

      • 間質部子宮外妊娠は超音波検査では分かりにくく、手術をして中を見てみないと確実は判断は出来ない
      • 抗がん剤治療でhcg値が下がっているので、子宮外妊娠で間違いないので、手術をする前にもうちょっと治療を続けてみる

と判断してくれました。

 

抗がん剤治療を開始して1ヶ月後

hcgは100まで下がりました。

超音波検査でははっきりとした大きさが分からないので、MRIを撮影することに。

MRIの結果》

      • 間質部あたりに4cmの出き物がある
      • 間質部に細胞が2つみえる
      • もしかしたら双子だったかもしれない
      • 現在、出血はみられない
      • 子宮筋腫ではなくやはり子宮外妊娠で間違いない

子宮外妊娠のわりに抗がん剤治療をしてもhcg値が0にならないのは変だな。。もし赤ちゃんの細胞が消滅しきれていなく、またhcg値が上がると体内で破裂し、ショック状態になるかもしれないので、なるべく外出はせずにすぐに病院に来れるような生活をしてください。

と言われ、もうワンクール抗がん剤治療が始まりました。

先生は自分だけの判断ではなく、他の医師にも検査結果を見せて、判断してもらったそうです。
MRIの結果にいたっては、大学病院のMRIの先生にまで連絡してくれました。
私の症例は本当に珍しかったようで先生も大変だったと思いますが、他の先生方も同じ診断をしてくれたようで、安心しました。

 

◾️抗がん剤治療再開

また週1回の筋肉注射の開始です。

1ヶ月の間に1度下腹部痛があり先生に連絡すると

急いで、安静にして、出来れば誰かに送ってきてもらってください!

と言われました。

病院に着くと、看護師さんが迎えに来てくれて車椅子で運んでくれました。

大袈裟だと思いましたが、子宮外妊娠中の下腹部痛はそれほど危険なことなのです。

診察ではお腹の中で出血はみられなかったので先生も安心していましたが、念のため入院することに。

次の日には下腹部痛が治まっていたので退院し、2クール目の抗がん剤治療が終わる頃にはhcgが陰性になっていました。

 

◾️間質部子宮外妊娠のその後

2クールの抗がん剤治療を終え、無事hcgが陰性になりました。

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↑超音波検査では間質部にあった4㎝の出き物は3㎝程に小さくなっていました。

先生は

      • もともと子宮筋腫があった場所に子宮外妊娠になったのかも
      • 4㎝だったものが抗がん剤治療で3㎝になったので子宮外妊娠だったことに間違いはない
      • hcgが陰性になったので3㎝からもう少し小さくなると考えられる
      • 2ヶ月後にまた超音波検査をする
      • 性交渉は避妊をすること

と言われ、一旦治療は終わりました。

 

《2ヶ月後》

3㎝の出き物は2.6㎝になっていました。

《3ヶ月後》

2.6㎝の出き物は1.3㎝になっていました。↓

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先生は

      • 1.3㎝まで小さくなった出き物は次の妊娠に影響のない大きさなので、妊活を再開しても大丈夫
      • 妊娠した場合、早めに受診すること
      • また子宮外妊娠だった場合、例外なく手術をする
      • 正常妊娠なら問題なし

 

と説明してくれ、治療は終わりました。

 

《新しい命》

先生は妊活を再開してもいいと言いましたが、やはりすぐに再開するのは怖くて1年避妊をしていました。

妊活再開して1年後に妊娠し、正常妊娠、普通分娩で出産しました。

◾️間質部子宮外妊娠の症状のまとめ(私の場合)

症状としては、主に出血だけでいつもの生理くらいの量が16日続き、その後少量になったり、出血が止まったり、止まったと思ったらナプキンから漏れるくらい多量の出血をしたりしました。
当時の出血量を記録していたので、わかりやすくカレンダーっぽく書いてみました。

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ふ・・・普通の量(いつもの生理くらい)
少・・・少量
多・・・ナプキンから漏れるくらい多い

あくまで私の場合ですので、ご了承ください。

治療後の生理は、28日周期で子宮外妊娠前と変わらない量と周期で安定しています。

私はいつもピンクのトイレットペーパーを使っていたのですが、少量の出血だと気付きにくいので、トイレットペーパーは色付きや柄付きではなく、出血している時は白のトイレットペーパーをオススメします。


■子宮外妊娠になって大変だったこと

      • 身体的・精神的苦痛

子宮外妊娠は身体的な疲労はもちろんですが、私は精神的な負担が大きかったです。
子宮外妊娠ということは夫しか知らなかったのですが、入院するときに子供を預かってもらわないといけないので自分の親、兄妹、夫の両親に告白しました。

すると、家族がお見舞いに来る度に「結果はどうだった?」と聞かれて、毎回同じ内容を一から十まで説明し「それって後々どう?」「残ってたらどうなるの!?」「次の妊娠も子宮外妊娠だったら!?」など、不安になることを質問されて

『もう1人にさせてよ。』『そんなの私だって医者じゃないから知らない!』『今はそっとしといて。これ以上悩んでしまうこと言わないで…。』

と思うことが多く、辛かったです。

相手が心配して言ってくれているのは分かっているし、せっかくお見舞いにきてくれているのだからという気持ちがあったので、余計苦しくて、皆んなが帰ってから、1人で泣いてしまいました。
ご家族の方も心配で今後どうなるかなどたくさん聞きたいことはあると思いますが、不安を煽るような発言はせずに、本人が話したいときに話を聞いてあげてほしいです。

      • 先が見えない不安

これは子宮外妊娠だけに限らず、病気になると『この先どうなるのか』と不安になりますよね。

その不安を少しでも取り除くためには、知ることです。

何が不安なのか、何が心配なのか、それを知ることで今後の見通しがたち、不安が少しでも軽減されます。

軽減するにはネットで調べたり、1番いいのは先生に直接聞くことです。

しかし、私は先生を前にすると緊張して聞きたいことを忘れてしまい、家に帰って落ち着いて考えるといろいろ聞きたかったことが思い浮かぶタイプです。
なので、忘れないように事前にメモを書いていきました。

色々なパターンだった時の質問をたくさん考え、聞き忘れがないように準備していくと心配事が少なくすむので試してみてくださいね。


■色んな医師をみて、学んだこと

今回、間質部子宮外妊娠の症状、治療、その後などを紹介しました。

子宮外妊娠になって色んな医師を見てきて『有名だから』『院長だから』といっていい先生とは限らないということを学びました。

S先生のように自分の診察だけでなく、大きい病院を紹介してくれる先生や中央病院の先生のように自分だけの判断だけでなく、柔軟に他の先生の意見を聞いてくれる先生は傲慢さがなく、患者のことを最優先に考えてくれるのが伝わり、信頼できました。

どうなるか不安な時って、いろいろ調べてしまいますよね。
「調べない方がいいよー。」と周りに言われても、ずっと頭から離れないし、悪い経過や怖いことなどの資料をみつけてもっと不安になる時もあるのに、その中でもいい結果だった場合の人の経験談などを見つけては一筋の希望となりちょっとでも安心したいんですよ。
その気持ちすっごくよくわかります。

子宮外妊娠の経過は人それぞれですが、こんな経過をたどる人もいるんだと参考にし、少しでも不安が取り除けると嬉しいです。

 

読んでいただき、ありがとうございました( ◠‿◠ )