こんにちは、ごえんかあさん(@goenkaasan)です。
今回は自己紹介でもお伝えした発生割合がとても少ない間質部子宮外妊娠について書きたいと思います。
初めにお伝えしますが、子宮外妊娠なのにストレスによる不正出血と診断されたり、別の医師には的外れな診断をされたりと散々でした…。
私の子宮外妊娠の症状や経過、治療とともにそんな医師たちのことも一緒に紹介しますね。
■子宮外妊娠とは?
子宮外妊娠のことを調べていて、私のブログにたどり着いた方は知ってるかと思いますが、一応簡単に説明します。
子宮外妊娠とは、子宮内膜以外の部分に受精卵が着床した妊娠のことを言います。
受精卵が成長できるのは子宮内膜だけなので、それ以外での受精卵は成長できず妊娠を継続することはできません。
また、子宮外妊娠は妊娠検査薬で【陽性】の反応が出るため、喜んだ後に絶望に落とされるのでメンタル面でもとても辛い妊娠です。
初期症状としては少量の出血、軽い下腹部痛がありますが、自覚症状がなく『生理が遅れているから、妊娠かも?』と思って受診して発覚することも少なくありません。
子宮外で胎児が成長してしまうとママは大量出血や強い腹痛などショック状態となり、命の危険があるのですぐに手術をしなければなりません。
そうなる前に生理周期を確認したり、普段と違う体調の変化に気付けるようにすることが大切です。
《子宮外妊娠の割合》
子宮外妊娠の割合は全妊娠の0.5〜1%です。
そのうち子宮外妊娠の着床部位割合は
卵管・卵管膨大部・・・95%
卵管采・・・2〜3%
卵巣・・・1〜2%
卵管間質部・・・1〜2%
このようにほとんどの場合が卵管・卵管膨大部での発生になっています。
卵管膨大部の治療方法や経過、その他の治療法も検索するとたくさん出てきますので、省きます。
肝心の間質部妊娠の治療はというと…
薬物療法
開腹手術
と書いてあるだけです。
『間質部 症状』『間質部 治療法』『間質部 経過』など調べても、他の部位に比べて圧倒的に症例数が少なく、医師が読むような論文の資料しかみつけられませんでした。
間質部に着床した場合の説明文や(特に)経験談がかなり少ないのです。
そこで私の出番です!!
以下では、子宮外妊娠と診断されてからどんな治療をしたか、その後どんな経過をたどったかを細かく書いていきますね。
間質部妊娠のなかでも胎嚢が特殊な形だったので、診断されるまでに時間がかかったり、ヤブ医者のせいで診断が遅れたり、ぬか喜びさせられたり…いろいろあったので読んでみてください。
■間質部子宮外妊娠になった私の初期症状
既往歴なし
経産婦(出産歴1回)
不妊症で1人目も2年半の妊活で授かりました。
妊活といっても排卵日を見てもらうだけで特別な治療はしていません。
2人目も2年ほど妊活をしていました。
いつものように生理予定日に出血したので
『今回もダメだったかぁー。』
と思っていましたが、出血が17日も続きました。
早く婦人科に行くべきだったのですがちょうどお正月が重なっており、出血も少量だったので正月明けに病院に行くことにしました。
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A婦人科での診察
1人目の出産は市民病院だったので、かかりつけ医はなく、地元では超有名な婦人科を受診しました。
本を出しているくらい有名な女医さんなのですが、この先生のせいで診断が遅れたと言っても過言ではない診察の仕方でした。
私の話を聞いてくれない、問診票も見ない、心配事を聞いても
ストレスによるものだから!ストレスによる不正出血です!
と言い切って、早く診察を終わらせようとする始末。
あの、内診は…。
と聞くと、面倒くさそうに渋々内診をし、案の定
やっぱりストレスによる不正出血だわ。
と…。
ストレスが原因ってなんて簡単な診断だと思いませんか?
誰にだって大なり小なりストレスはあるのだから、そう言っておけば間違っていないのですが、言い方ってものがあるし、ストレスだけが原因って考えるのはいろいろ検査して、他の可能性を潰してからにしてほしいと心から思いました。
「あなたの診察の仕方で余計ストレスが溜まりました!」
と言えるはずもなく…、イライラもやもやしながら帰宅しました。
帰宅してもモヤモヤしていましたが『ムカつく先生だったけど人気で有名な先生なのだから大丈夫だろう!』と言い聞かせて様子をみることにしました。
ここで声を大にしてお伝えしたいのは
有名だからといって良い先生とは絶対に限りません!!
そのことを身をもって体験しました。
自分の身は自分で守るしかないのです。
診察に違和感を感じたら、ぜひ違う病院で診察してもらってくださいね。
私は有名な先生よりも、こちらの話をきちんと聞いてくれて、疑問や不安を取り除いてくれる先生が好きです。
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B産婦人科での診察
A婦人科を受診後、出血が止まる日もあれば、多い日もありました。
そして、初めて出血してから48日後に「ちょっと痛いかなー。」と思うくらいの下腹部痛と倦怠感がありました。
でもこの痛みの後、今まで体験したこともないような血液の塊が『ドバァーー!』と出て(便器が真っ赤になるくらい)これはストレスからくるものではない!異常だ!と思い、B産婦人科に行くことにしました。
血の塊を写真に撮り、一応先生にみせました。
B産婦人科のS先生は
これはビックリしたね。
と言ってくれて、先生にとっては何気ない一言だったと思うのですが、その一言だけでも患者としては嬉しかったです。(A婦人科とは大違い!)
内診と超音波検査をしてくれました。
その時のエコー写真です。
子宮内膜以外の場所に少しいびつな形の何かがありました。
尿検査では、hcg値が1,600
前の生理が11月22日
最終日性行為日が12月3日
だったので、それで妊娠していたとすると、受診日は約11週くらいです。
妊娠11週のhcg基準値の範囲は4,000〜81,000なので、1,600では少なすぎます。
正常妊娠でなはいことは確かでした。
非妊娠時のhcgは3.0以下なので、妊娠していない訳でもありません。
先生も頭を悩ませながら、エコー写真とhcg値によって考えられるのは
- 黒いモヤモヤがある(何かは判断できない)
- ごく初期の流産(その割にhcg値の下りが悪い)
- 子宮筋腫?
- 絨毛性疾患の疑い
と言われました。
その時説明してくれたメモ用紙が残っていました。
尿検査の値よりも血液検査での値の方が正確に出るので、1週間後再び受診することになりました。
その間にも、強い腹痛や大量出血があればいつでも来てくださいと言われました。
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妊娠していた!?K院長の誤診
出血量が多かったので、血液検査の結果がでないうちに再受診しました。
B産婦人科は先生が6人程いて日によって先生が違います。
S先生に診てもらいたかったのですが、その日S先生はおらず、K先生の診察日でした。
K先生はその病院の院長だったのですが、これまた的外れな診察をされました。(なぜ私はいい先生に巡り合えないのか…。)
超音波検査をして
あー、これはお正月あたりに着床した赤ちゃんだね。
私は内心台で股を開きながら
『…?お正月?着床?赤ちゃん?えっ!?赤ちゃん、いるの!?』
と混乱していました。
内診されている時は特にですが、先生を前にすると、なかなか聞きたいことが聞けないんですよね。
前に筋腫か流産って言われたんですけど…。
この大きさだと妊娠初期でまだ不安定だから、出血したんだろうね。
S先生の診断結果を見ていないのか、そもそもカルテを見ていないのか分かりませんが、その日は子宮収縮抑制剤の内服薬を処方され、帰宅しました。
帰宅後、薬を飲みましたが『K院長の言っていたことっておかしくない!?』とだんだん疑心感が強まり、診断に矛盾点を発見しました。
お正月に着床って言ってたけど、12月20日から出血していたので、性行為をしていないのです。(言われたときはすぐに気付けませんでした)
そもそもS先生は子宮外に何かを見つけてくれたのに、K院長は妊娠って…。
超音波の画像を見せてくれても(元看護師ですが)どこに何があるかはよく分かりません。
しかし、何年も診察している医師が子宮外なのか子宮内なのかも間違うのでしょうか?
有名だから、院長だからという肩書きに囚われずに『私はS先生を信じる!』と決め、自己判断ですが、子宮収縮抑制剤も飲むのをやめました。
後日、S先生の診察日に検査結果を聞きに行くとhcg値408でした。
この値はどうなのか…。
少し長くなったので、私の子宮外妊娠の初期症状とヤブ医者による誤診の前編はここまでとします。
後編では大学病院での診断、経過、治療をお伝えしたいです。
精神的な面でも大変だったので、その点のことも書こうと思います。
大変なときにどう接してくれれば嬉しい、負担にならないかなども紹介するので、ご家族の方も参考にしていただければと幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました( ◠‿◠ )